引越しは「新居にモノを移動して終了」というわけにはいきません。新居で暮らすための各種手続きが必要となります。ここでは、引越し1週間前からの手続きスケジュールをタイミング別に紹介します。
■引越しの手続きは計画的に!
引越しの手続きは大きく
①役所での手続き
②電気、ガス、水道の手続き
③契約中の会社への手続き
といった3種類に分かれます。
特に③の部分では、自分がどんな会社と契約しているのか、よく確認しておいてください。クレジット会社、携帯電話、保険会社のほか、契約していればケーブルテレビ等にも連絡する必要があります。
契約状況を確認したら、あとは何をいつやればいいのか、スケジュールを立てて行動していきましょう。
■引越し1週間前~
主に役所関係の手続きをすませておきましょう。また、このタイミングで金融機関にも住所変更を届けておくと後が楽です。
手続き | 届け出先 | 必要書類 |
転出届 | 現住所の市区町村役場 | ・印鑑 ・本人確認書類 |
国民年金・国民健康保険の手続き | 現住所の市区町村役場 | ・国民年金手帳 ・国民健康保険証 ・印鑑 |
印鑑登録 | 現住所の市区町村役場 | ・実印 |
福祉関係手続 (児童手当、高齢者医療等) | 現住所の市区町村役場 | ・印鑑 ・各種証書 ・転居証明等 |
金融機関の住所変更手続き | 各窓口 | ・通帳 ・届け出印 |
転出届は、同市区町村内での引越しであれば必要ありません。金融機関の住所変更については、電話でも対応するところが増えていますので、個別に確認しておきましょう。
■引越し3、4日前
この時期は、電気、ガス、水道や郵便物の転送手続をお忘れなく。WEB上で、または電話連絡で済ませられることが多いので、スキマ時間を見つけて連絡しておきましょう。
手続き | 届け出先 |
電気料金の精算 | 契約中の電力会社 |
水道料金の精算 | 現住所を管轄する水道局 |
ガス料金の精算 | 契約中のガス会社 |
郵便物の転送届 | 最寄りの郵便局 |
固定電話の移転届 | 現住所を管轄するNTT |
お子様がいる場合は、学校に転校届を。また、ケーブルテレビなどを契約しているのであれば、設備撤去などの作業が必要な場合もあるので、このタイミングで連絡しておきましょう。
■引越し2日までに確認すべきこと
引越し前日は(下手をすると当日まで)往々にして荷造り作業に追われることになります。手続きをしている余裕はないので、できるだけ引越し2日前までに、これまでに紹介した手続きがすべて完了しているかチェックしておいてください。
■まとめ
荷造り等と違って、こればかりは自分でやらなければいけないのが手続き関係。代理手続きもできますが、書類を揃える作業が逆に面倒です。できるだけ早め、少なくとも1週間以上前から計画を立てておくようにしましょう。