引越し作業の中で、特に取扱いに注意しておきたいのが電子レンジ。一家に一台の重要アイテムですが、実は精密機器として運搬には特に気を使わなければなりません。そんな電子レンジの荷造り方法を詳しく見ていきましょう。
■電子レンジの取扱いには注意が必要!
運搬時の取扱いに気を付けたい家電製品の中でも、特に注意をしたいのが電子レンジ。その仕組みは外見からは想像がつかないほど複雑です。
仕 組み自体の説明は割愛しますが、電子レンジはその構造から「振動」に非常に弱い機器とされています。運搬の際に振動を与えすぎてしまうと、内部に不具合が 起きて故障してしまう可能性があります。これは電子レンジだけでなく、オーブンレンジやスチームオーブンなども同様です。
■電子レンジの梱包方法
引越しを業者に依頼する場合は、そちらで梱包してもらう方法もありますが、自分で梱包する場合、以下のような手順を踏みましょう。
まずは電源コンセントを外し、併せてアースも外していきます。感電を防ぐため、必ず水気の無い場所で作業をしてください。次にレンジ内の回転皿やトレーを梱包していきます。ガラス製のものが多いので、気泡緩衝材(プチプチ)などで丁寧にくるみます。
本体ですが、扉が開かないよう養生テープで固定し、できれば購入した時に入っていた箱と緩衝材の中に入れましょう。捨ててしまってない場合は、本体より少し大きめのダンボールに新聞紙や緩衝材を敷き詰め、その中にいれます。ダンボールに本体が当たらないよう、丁寧に箱詰めしてください。
最後に、ダンボールの上面と側面に「割れ物」と書くのを忘れずに! 自分で引越し作業をする場合は、慎重に運搬してください。転居先に到着したら、早めに動作確認を。
■電子レンジの処分方法
引越しに伴ってレンジを買い換えようとする方も多いですが、この場合、処分方法についても注意が必要です。電子レンジを廃棄するには「家電リサイクル法」に則って、リサイクル券を購入し、自治体が指定する場所まで持ち込まなければならないのです。
これを面倒に感じる方は、「売却してしまう」という方法もあります。よほど最新のモデルでなければ値段がつかないことが多いですが、捨てる手間は省けます。また、買い換え先の家電量販店などに相談してみるのもひとつの手です。
時間に余裕があるのであれば、ネットオークションに出品すると思った以上の値段がつく可能性もありますので、チャレンジしてみてください。