ご近所付き合いは第一印象が肝心。でも、どのタイミングで何を持っていけば良いのか、迷う人もいると思います。そこで、そもそも挨拶が必要なのか? というところから解説していきます。
■そもそも近所への挨拶って必要?
ひとむかし前であれば、近所付き合いをうまく進める上で、引越し先での挨拶は必須イベントでした。でも、市街地を中心にワンルームマンションなどが増えてくると、近所付き合いは「必ずしなければならないこと」ではなくなりました。
これは、どんな場所に引越すのかにもよるのですが、例えば女性の単身者がワンルームマンションなどに越していく場合など、むしろ挨拶をしに行かないほうが良いケースもあります。犯罪面では若い一人暮らしの女性は非常に狙われやすい存在なのです。
一方で、ファミリーマンションなどでは隣近所のコミュニティが出来上がっていることも多いので、こういった場合にはきちんと挨拶しておいたほうが馴染みやすいですし、仲良くなれば暮らしやすくなるというメリットもあります。
実際に挨拶回りをするかどうかは、自分次第。どんな生活をしたいのか考えた上で決めるようにしてください。
■挨拶の範囲は?
さて、ここからは「挨拶をする」と決めた場合の話をしていきます。隣近所といっても、どこまで挨拶をしておけば良いのでしょうか?
まず、大家さんや管理人は当然として、マンションやアパートの場合は自分の部屋の上下左右、一戸建てであれば両隣と向かい3軒に挨拶するのが一般的とされています。もちろん、より手厚く回りたいというかたは範囲を増やす分にはOKです。
■いつ挨拶に行けばいいの?
引越し後はいろいろと忙しいものですが、遅くとも越して1週間以内には伺うようにしましょう。あまり遅いとタイミングを失って行きづらくなってしまいます。留守が多い場合には、粗品にメッセージカードを添えてドアノブなどに引っ掛けておいても問題ありません。
また、住んでいた家を出る時にはお世話になった旧居のご近所さんにも挨拶しておきましょう。こちらは、引越し2、3日前に済ませておくのが賢明です。
時間帯ですが、昼食や夕食の時間は避けた上で、10時から18時頃の比較的忙しくない時間を見計らっていくのが親切です。
■挨拶時に渡す品物は?
挨拶だけで手ぶらというわけにはいきませんので、粗品を用意するのですが、価格帯は500円〜1000円程度のものでOK。賞味期限の近い食べ物(生物)などは避けたほうが賢明です。
やはりタオルなどが無難ですが、地元の名産品などを手渡すと会話が弾みやすいですよ。