引越しについて回る悩みが「荷造り」。面倒でついつい後回しにしてしまいがちですが、事前に少しの時間と頭を使っておくと、梱包当日にスムーズです。ここでは、そんな荷造りの際のちょっとしたコツを紹介していきます。
■荷造りはコツがある!
荷造りで最も重要なポイントは、荷物を入れたダンボールを「一人で持てる重さ」にすること。大きなダンボールに荷物をいっぱいに詰め込んでしまう人もいますが、後で移動が大変ですし、底が抜けてしまうこともあります。
ここは、大小いずれのダンボールも用意し、重いものは小さなダンボールに、軽いものは大きなダンボールに入れるようにしましょう。また、底面のガムテープは十字に組んでおくと、底抜けしにくく安心です。
ダンボールに荷物を入れる順番にも注意したいところ。重いものを下に、軽いものを上に詰めます。これは、箱の重心を下げることで持ち運びをしやすくするため。
ひととおり詰め込み終わったら、空いているスペースに緩衝材(プチプチ)を入れるのを忘れずに。中に入っているものや運び先をダンボールに書く際は、上面だけでなく、側面にも書いておくとわかりやすくて便利です。
■事前に準備! 荷造りに必要な道具
ここでは荷造りに必要な道具を箇条書きにしておきますので、参考にしてください。
・ダンボール
・ガムテープ
・油性ペン
・緩衝材、新聞紙
・荷造り用のひも
・はさみ、カッター
・輪ゴム、セロテープ(ふたを止めるように)
・ふとん袋、圧縮袋
・軍手
・ぞうきん
・掃除用具
・工具類
■モノ別にわかる梱包法
・食器類
割れ物は隣り合わせると振動などで割れる危険性があります。必ずひとつずつ新聞紙や緩衝材で包んでから梱包してください。ダンボールには「割れ物」と書いておきましょう。
・刃物
包丁を梱包する際は、余ったダンボールを適当な大きさに切り取り、二つ折りにして刃の部分にあててガムテープで止めます。ダンボールには「刃物」と書いておくと親切です。
・ふとん類
荷造りの基本は「重いものを下に」ですが、ふとん類の場合、重いものを上に持ってくると、その重さで全体がつぶれてコンパクトになるという利点があります。圧縮袋は便利ですが、羽毛布団などには使用できないものもありますので注意が必要です。
・AV、オーディオ、PC類
機械ものは衝撃に弱いので、できれば購入時のダンボールや梱包材に詰めたいところ。ない場合は、サイズに余裕のあるダンボールに、緩衝材をたっぷり入れて梱包してください。
■まとめ
荷造りのコツを紹介してきましたが、やはり荷造り自体が面倒な作業であることには間違いありません。梱包から任せられる引越し業者もありますので、どうしても面倒だと思う方や、時間に余裕のない方はそちらをおススメします。