見積もりや契約時には、予め用意する段ボールの枚数を指定しておくのが一般的ですが、荷造りを進めていくと、思っていた以上に段ボールが多く必要になってしまうことがあります。
そこで今回は、見積もりや契約の段階から正しく荷物量を判断するノウハウを、アンケート結果から見出していきたいと思います。
引っ越し経験が豊富な皆さんの回答を参考に、かさばりがちな荷物の種類を知り、ご自宅の荷物がどれくらいの量になるか、一度考えてみましょう。
Q:引っ越しの段ボールの個数は予想と比べてどうなりましたか?
1位:予想よりも多くなった 48%
2位:予想よりも少なかった 33%
3位:予想通りの個数だった 19%
第1位:予想よりも多くなった
・段ボールにぎっしり詰められる服などは予定通りの個数でいけたけれど、食器や細々した雑貨などが上手に詰められず、意外に多くなってしまった。[神奈川県/39歳男性]
・壊れやすい物が多く、緩衝材をかなり多く使用したため、段ボールの個数が予想以上になりました。[神奈川県/34歳男性]
・重くし過ぎると運べないと言われたので、少なめに梱包していたら多くなってしまった。[神奈川県/32歳女性]
見積もり時に荷物量を確認していたとしても、実際に荷造りを進めると段ボールが多くなったという方が多いようです。
段ボールを多く必要としてしまう原因には、緩衝材を使う荷物の量が関係していると言えそうですね。
第2位:予想よりも少なかった
・積めながらある程度捨てたものもあるので当初よりコンパクトにおさまった。[神奈川県/26歳女性]
・思ったより荷造りの段階で処分する物が多かった為、予想より少なくなった[東京都/27歳女性]
・あらかじめ引っ越し屋さんが多めに持ってくるのか、少し余りました。[東京都/46歳女性]
予想していたより少ない数の段ボールで荷造りを終えられた方々は、事前に荷物を処分していることが分かりました。
また、必要な段ボールの個数に自信がなければ、予め多めにもらっておくのもおすすめかもしれません。
第3位:予想通りの個数だった
・ある程度前もってシミュレーションしておいたので、予想通りに終わらせることができました。[東京都/35歳男性]
・事前に一度見積もりついでに自宅に来ていただいていたのでそこまでの相違はなく、希望通りの段ボールの量と大きさでしたので満足しています。[東京都/27歳女性]
・段ボ-ルに入れる前に大体の仕分けをしたので、予想通りの数になった。[東京都/24歳女性]
見積もり時に細かく荷物量を見てもらえれば、必要な段ボールの個数を正しく判断してもらえます。
また、実際に荷造りを始める前にある程度仕分けをしておくと、荷造りが進めやすいだけでなく、段ボールの個数に合わせた荷造りができるかもしれません。
まとめ
アンケート結果では、全体の48%を占める方々が、予想していたより荷物が多くなってしまったことが分かりました。
この背景には「梱包時にかさばる荷物」と「そうでない荷物」を正しく判断できていなかったことが原因として考えられます。
例えば、段ボールに隙間なく詰められる衣類は、洋服ダンスやクローゼットに入っている状態でも全体的な量を把握しやすい特徴がありますが、形が不揃いな玩具やインテリアグッズ、割れやすい食器などは、まとまって収納されていたとしても、いざ段ボールに詰めるとなると想像以上に容量を圧迫しがちなので注意が必要です。
特に、食器をはじめとした割れ物は、必ず新聞紙に包んだり緩衝材を挟んだりと、食器そのもの以上に梱包資材で多くの容量を必要とします。
イメージとしては、重ねられる形状の食器に緩衝材を用いると、食器そのものの容量と比べて、倍の容量を必要とするようなイメージです。
そう考えると、食器だけでも多くの段ボールを必要とすることがお分かりいただけるのではないでしょうか?
見積もりや契約をする際は、今回のアンケート結果を参考に、「梱包時の荷物量」を正しく判断できるようにしましょう。
それができれば、予想に近い個数の段ボールで、難なく荷造りを終えられますよ!