日本には古くから六曜暦の文化が根付いており、冠婚葬祭などの大切な儀式・行事ではお馴染みですよね。現在も数多くの方が重視しています。
引っ越しにおいては、儀式や行事には該当しませんが、生活に欠かせない三大軸「衣・食・住」の「住」にあたることから、日取りの良し悪しを重視する方考えて引っ越しをする方もいらっしゃるようです。とそうでない方がいます。
大安吉日に引っ越しを迎えられれば、なんだか気持ち良く引っ越しできそうな気もしますが、実際のところ、多くの方々はどのように感じているのでしょうか?
気になるアンケート結果を見ていきましょう!
Q:引っ越し日の良し悪しは気になりますか?
1位:日取りよりも自分の都合が優先 43%
2位:安く済む日の方がいい 39%
3位:気にしない 13%
4位:良い日取りの方がいい 5%
第1位:日取りよりも自分の都合が優先
・日に拘って先延ばしになるのなら、手早く済ませたほうが良いと思っています。[神奈川県/46歳男性]
・良い日付にこしたことはないですが、仕事と子供の学校の都合に合うのが一番重要だから。[東京都/46歳男性]
・フルタイムで働いているので、日取りなどどうでもいいし気にしない。それよりも仕事が休める日に早くやった方が良い。[東京都/35歳女性]
多くの方は、日取りの良し悪し以上に、自分たちの都合を優先していることがよく分かります。引っ越しは面倒な作業の塊といっても過言ではないので、女性も働く時代となった現代では、時間効率が最も重要視されているように感じられますね。
第2位:安く済む日の方がいい
・平日の安く済む日を毎回選んでいます。仏滅などでも気にしていません。[東京都/34歳男性]
・安くすむのであれば、日取りにはこだわりません。引っ越しはやすいのが一番助かります。[東京都/42歳男性]
・日の良し悪しを気にするよりも、自分の職業上引っ越しをする機会が多いので、費用をなるべく抑えたいから。[東京都/33歳男性]
ある程度スケジュールに融通が利く方の場合は、日取りの良し悪しではなく引っ越し費用が節約できる日取りを選ぶ傾向があります。
確かに、気持ちの問題と現実問題(費用面)を比較すると、現実問題を重視したくなりますね。
第3位:気にしない
・引っ越しの日取りを気にする時代は、もはや過去のものであると業者の人に言われて、素直に安い時期を狙いました。[東京都/46歳女性]
・私はほとんど気にしませんが、私の父母の時代は大安吉日が原則だったそうです。[東京都/40歳男性]
・気にしてもしかたない。どの日でも結構。時間があいているときがベスト。[東京都/45歳男性]
現代では日取りの良し悪しを気にする方は少数派と言えそうですが、「何を重要視するか」は、結局のところ自分たちが納得できれば万事OKと言えるのかもしれません。
まとめ
アンケート結果では、全体の43%が「都合」を、39%が「費用」を気にする結果となりました。
回答が2つに大きく分かれた背景には、忙しい生活環境の方とそうでない方がいることが挙げられるのではないでしょうか?
というのも、どんなに費用を安く抑えたくても引っ越しできる日取りに限りがあれば、やむを得ず都合を優先するしかありません。
反対に、スケジュールにある程度の余裕があれば、できる限り費用を抑えて引っ越ししたいと、誰しも思い浮かべますよね。
そのようなことから、せわしない現代の生活スタイルでは、六曜暦を優先する余裕がないのが私たちの心境と言えそうです。
中には、スケジュールに空きが多く、費用がやや割高になったとしても日取りの良し悪しを重視したいという方も少なからずいるかもしれませんが、「引っ越し」というジャンルにおいては非常に少数派であるのは確かです。
引っ越しの日取りを考える際は、今回のアンケート結果を参考に、ぜひご家庭やご自身の生活スタイルに合わせてみてください。
都合に合わせて費用も安くできれば一石二鳥と言えるので、引っ越し業者にこだわりがなければいくつかの業者に問い合わせて比較してみるのもおすすめですよ!