シニア引越しの事例です。引越し元は東京都板橋区。引越し先は神奈川県大和市でした。

お客様がご高齢のため、1人で引越し準備をするのは大変とのことで、梱包サービス付きの引越しプランでご契約いただきました。

引越し先で開梱サービスをご利用いただくこともできますが、引越し後の荷解きはご自分で時間をかけ、ゆっくり行うとのことで、梱包サービスのみのご利用でした。

荷物の梱包と運搬を別の日に行う、下記のような引越しプランです。

【今回の引越しスケジュール3日工程】

・4月22日 ダンボール資材配達

・4月26日 梱包作業

・4月28日 引越作業

梱包サービスをご利用いただく場合に重要なことは、「梱包を行う日までに、お客様ご自身で貴重品と処分品を整理していただく」ことです。

何をダンボールに入れるべきかは、もちろん梱包スタッフが判断することではありません。

貴重品や処分品が引越し荷物と見分けがつかない状態ですと、一緒にダンボールに入れてしまう可能性があります。

引越し荷物には桐だんす、お仏壇、盆栽などが含まれました。ご高齢のお客様の引越しに多い荷物と言えます。これらも含め、引越し荷物の梱包と搬出の様子を中心にご紹介します。

お客様が引越し前に不安に思われていたこと・ご要望

・自分だけでは引越しの準備が難しい

・思い入れのある大切な桐ダンスを丁寧に運んでほしい

・引越し先の家にはお仏壇を最初に入れてもらいたい

1日目【4月22日 ダンボール配達】

ご契約後、梱包に必要なダンボールの配達に伺いました。

梱包作業の日よりも前にお届けする理由は、お客様がご自身で梱包したい物（下着など）、他人に触らせたくない物もあるからです。

こちらがお届けした梱包資材

ダンボール50枚
エアーキャップ
クッション材（※：下の写真をご覧ください）
ガムテープ

です。 

※白い物がクッション材です。食器の梱包に使う専用の梱包資材です。 

梱包資材をまとめて部屋の中に置きました。ダンボールは折り畳んだ状態でお届けします。

畳半畳分ほどのスペースに置くことができました。

2日目【4月26日 梱包作業】

梱包レディー2名が伺い、9時に梱包作業を開始しました。

見積もりではおよそ5時間がかりの作業です。

まず桐だんすに収納されている着物を梱包します。

普通のタンスでしたら、中身が入ったまま運搬します。

ですが、桐ダンスの場合は素材の桐がやわらかいため、中身を空にして運搬します。

お客様の思い出が詰まった桐だんすです。できる限り安全に運搬します。

着物専用のダンボール箱を用意しました。

着物がピッタリ入り、箱の中で動かないため、着物にシワが出来ません。

お客様は着物をたくさんお持ちなので、着物専用ダンボールも多めにご用意しました。 

着物を取り出し、空になった棚。

引き出し部分にも着物が入っていましたが、空になりました。

重量のある着物を取り出したことにより、桐だんすに重量がかからなくなります。

これで桐だんすを安全に運搬しやすくなりました。

薄い桐の箱は、着物を入れたままエアーキャップで包みます。

桐だんすのお部屋での作業が終了しました。

ダンボールに入らないものは、引越し当日に梱包して運搬します。

リビングで梱包作業をしている様子です。

（注：テレビを見ながら仕事をしているわけではありません）

リビングにある飾り棚です。

高級食器を一つひとつ梱包します。

手馴れた手つきで食器を梱包。

一つ一つクッション材で包んだ食器を、ダンボールに縦に入れて詰めます。

横に入れると割れやすくなります。

こうした加減は、プロの梱包スタッフにお任せください。

リビングの梱包が終了しました。

梱包レディーによる見事な梱包作業でした。

お客様には、梱包レディーから質問があったらお答えいただくだけです。

質問以外にもお話をしながら、雰囲気良く梱包作業をさせていただくことができました。

⇒ 「シニアにお勧めの梱包サービス付き引越し その２」に続きます。