引越し現場マニュアル 012: 家具を梱包する際の棚板の取り扱い
引越しでは基本的に家具を梱包してから運びます。このとき、単に包むだけでは済まない家具も多くあります。
本日は、弊社の引越し現場マニュアルから、戸棚や本棚などの棚板に関する注意点についてご紹介します。
家具を運ぶ際、棚板は外します。引越し作業中に棚板が外れ落ちる可能性があるからです。
安全を第一に考えます。
特に吊り作業のように家具を大きく傾ける場合、棚板を外しておくことは必須です。
急にそうした作業が必要になった場合も、予め棚板を外してから梱包するルールにしておくことで、対応しやすくなります。
棚板の取り扱いについて、以下にご紹介します。
棚板が多い場合、上の写真のように口を開けた状態のダンボール箱にまとめて入れます。
ダンボールの蓋の部分を使って中の棚板が動かないようにし、テープで止めれば完成です。
棚板の数が少ない場合は、まとめた棚板を上の写真のようにダンボールで包みます。
多くの家具で、棚板を止めるのに使われているのが「ダボ」です。
上の写真のように一つ一つは小さく、ばらばらになりやすいので、棚板を外したらダボも一緒に外し、まとめておきます。
ダボをまとめる際は、食器の梱包に使うクレープ紙で包みます。
包み終わったら、ダボが使われていた場所がわかるよう、上の写真のように記入しておきます。
このようにしなくても、ダボをテープで棚板に貼り付けておくと一目瞭然ですが、テープをはがす際に塗装がはがれる可能性があります。
また、引越し作業の途中で棚板に圧力がかかった際にダボが棚板を凹ましたり、傷を付ける可能性もあります。
こうした理由から、ムービングエス(株式会社ムーバーズ)では、今回ご紹介したように棚板とダボを別々に包んだうえで、一緒の箱に入れておくようにしました。