引越し現場マニュアル 013: 食器棚の梱包
本日は、ムービングエス(株式会社ムーバーズ)の引越し現場マニュアルから、食器棚の梱包に関する内容をご紹介します。
ここでは上の写真のように、上下で分割できるタイプの食器棚を想定します。
下には引き出し、中央部分には台、炊飯器を載せるスライドテーブル、上部には引き戸の戸棚があります。
まず梱包する前に、食器棚についている傷の確認をします。
この確認を怠ると、引越しを終えた後に傷に気付いたとしても、引越し作業によりついた傷なのか、それとも以前からあった傷なのか、判断できません。
気付いた傷は必ず、梱包前に、お客様に確認していただくようにします。
お客様にとっても大切なことですので、ご協力をお願いいたします。
食器棚の上に物が載っていないか確認します。
気付かずに作業を進めてしまうと物が落ちてきて壊れたり、床に傷が付く可能性もあるので、注意が必要です。
ガラス戸、棚板を外します。
外したものの梱包については、このブログで既にご紹介済です。
外した棚板と棚板を支える「ダボ」の梱包方法
次に食器棚の上下を止めているネジを外します。外したネジはダボと一緒に梱包しておきます。引き出しがある場合は引き出しに入れます。
ここからいよいよ梱包です。
上の写真のように、キルティング素材でできたシートを床に敷きます。
この上で作業を行なえば、床に傷が付きません。
ムービングエスでは、引越しで家具を梱包する際、家具についているホコリの掃除をします。
上の写真は食器棚の上の部分を先ほどのキルティングシートの上に降ろし、乾いたぞうきんでホコリを拭き取っている様子です。
ホコリが多いときには掃除機を使います。
ホコリを取り終わったら、伸縮するキルティング素材でできた梱包資材で包みます。
全体を包みます。
分割した食器棚の下の部分も同様に梱包して完成です。
このように安全な状態で運びます。
食器棚を含む家具の運搬も安心してお任せください。